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研究内容

私たちの研究室では、21世紀も電力エネルギー供給の主役であり続けると予測される化石エネルギー、原子力エネルギー、近未来に到来が期待される水素エネルギー、再生エネルギーとしての利用が期待されるバイオマスエネルギー、マイクロエネルギーの5分野のエネルギーの高度利用技術について研究しています。

エネルギーの高効率利用

化石エネルギーの高効率化技術

長期にわたり安定供給が期待されている石炭利用の高効率発電技術として微粉炭火力の高効率化技術について研究を推進している。微粉炭火力の蒸気条件としては、圧力30MPa以上、蒸気温度700℃以上を目標として発電システムの研究と高温域における材料劣化挙動の解明等を推進する。

原子力エネルギーの利用技術と信頼性向上

長期的には水素製造等が可能な高温ガス炉の構造材料健全性評価法の確立を目指している。また、軽水炉については、環境助長割れに関する研究を行い、軽水炉の信頼性向上を図る。

水素エネルギーの利用技術

近未来に到来が期待される水素エネルギー社会に対応し、現在、種々の研究機関で水素の製造、輸送、貯蔵、利用等に関する諸技術の研究開発が行われている。水素エネルギーの利用技術に焦点を当て、原動機を適用した高効率発電システム、特に固体酸化物燃料電池と小型ガスタービンを組み合わせた高効率ハイブリットシステムについて研究している。

バイオマスエネルギーの利用技術

東北地方は森林資源に恵まれ、種々の森林資源の有効活用が検討されている。森林資源を熱分解してガス化し、バイオマスエネルギーとして有効活用する方式に焦点を当て、低カロリーのバイオマスガスを燃料とする原動機を利用したエネルギー利用率を高めた熱電供給システムについて研究している。

マイクロエネルギーの効率的利用技術

地震、台風等の災害時に小型ガスタービンを適用したローカルライフラインを支える電力、水、熱エネルギーの効率的なエネルギー供給素ステムを研究している。